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みつば

豊かな香りが特徴の野草(和製ハーブ)として古くから食用にしてきました。
現在では日本料理を引き立てる食材として親しまれています。

名称
科名:セリ科ミツバ属
学名:Cryptotaenia japonica
別名:ミツバゼリ
和名由来:1本の茎に3枚の葉がつくことから


野生ものは春から初夏にかけて
「糸三つ葉」周年 根本まで日光に当てた水耕栽培
「根三つ葉」3月~4月 土寄せ軟白栽培により下茎が白い、糸三つ葉よりも風味が強く、根も食用に
「切り三つ葉」12月~2月 遮光軟化栽培により茎が白い

原産地
東南アジア、日本(北海道から沖縄までの山地の日陰に自生)野菜として栽培されているのは日本と中国だけです。

歴史
貝原益軒の「大和本草」(江戸・元禄時代)には、「みつば」が食用であるとは知らず、食するようになったのは室町時代以降と書かれています。本格的な栽培は江戸時代初期頃で「農業白書」(江戸中期・1697年)には栽培方法と食べ方が記されています。

機能性
体内でビタミンAに変わるβ‐カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄分(栄養価が高いのは軟白栽培をしていない糸三つ葉です)

香り効果
ミツバ特有の香りにはα-セリネン、β‐セリネンなどの成分が含まれており、神経の興奮を鎮めストレスや 不眠を解消する働き、食欲増進、胃もたれを防ぐ効果があると言われています。

料理方法とポイント
せっかくの香り、色、食感、栄養価が飛ばないよう、加熱しすぎに注意してください。香り、風味が落ちないよう、汁物には火を止めてから加えるとよいでしょう。
根の付いたものは切り落とし、紐などで束ねてから熱湯に入れると均等に茹でられます。
「おひたし、和え物、吸い物、鍋物、丼物、茶わん蒸し、かき揚げ、雑煮など」

保存方法
香りが命の野菜ですので、早めに使い切りましょう。
乾燥すると香りがなくなるので、湿らせたキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れ冷蔵庫で保存してください。

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みつばを使ったレシピ

水菜

京菜の名で古くから親しまれている、冬が旬の京野菜(伝統野菜)です。 現在では1年じゅう出回り、スーパーでもお馴染みの野菜となりました。

名称
科名:アブラナ科アブラナ属
学名:Brassica rapa var .lacinifoliak
別名:キョウナ(京菜)、ヒイラギナ(柊菜)、センスジナ(千筋菜)
和名由来:京都南部で堆肥を使わず、畔間に清流を引き入れて栽培されていたことから「水菜」
:柊の葉のようにギザギザした葉の形状から「柊菜」
:細長く細かい切れ込みのある葉が、千枚近く枝分れすることから「千筋菜」


寒さが厳しくなる12月~3月
(近年では1年じゅう出回っています)

原産地と品種について
関西・近畿地方では葉の切れ込みが深く、葉柄が細く、収穫期にほとんど株立しない品種「千筋京水菜」が栽培されています。生食も可能ですが「はりはり鍋」に不可欠な食材として昔から大阪などでは親しまれています。   関東・東海地方では葉の切れ込みが浅く、葉柄が幅広で、若干の株立ち状態で収穫される品種「茎広京菜」が栽培されています。幅広い料理に使われていますが、専ら加熱調理に使われており、静岡県西部から愛知県東部にかけての地域では、正月料理の雑煮の具として親しまれています。 ツケナ類は「ミズナ類、カブ類、コマツナ類、タアサイ類、ナタネ類」などの各グループに分けられ、 広い意味ではタカナやカラシナが含まれますので、水菜がカラシナの一種として説明されることがあります。 また京野の壬生付近原産の壬生菜(みぶな)も同種同変種です。

歴史
日本固有種であり、江戸時代の書物には「水菜」とよばれるようになった由来が書かれています。

機能性
カロチン、ビタミンC、ミネラル(カリウム、カルシウム、鉄)食物繊維が豊富です。
(特に冬の寒さでじっくりと育った栄養価は高くなります)

料理方法とポイント
水溶性ビタミンが多いこと、またシャキシャキとした歯ごたえを活かして、生食がおすすめです。
カロテン(ビタミンA)の吸収力を高めるために、油を使ったドレッシングを合わせるとよいでしょう。
独特の香りと辛みは肉や魚の臭みを消してくれるため、鍋物との相性は抜群です。
ビタミンの損失を防ぎ、食感を楽しむためにも、加熱しすぎないよう手早く調理しましょう。
「サラダ、鍋物、浅漬け、和え物、お浸し、炒め物 など」

保存方法
生食は特に新鮮なうちにいただきましょう。
葉先を乾燥させないよう湿らせたキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れ
冷蔵庫の野菜室で立てて保存してください。

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水菜を使ったレシピ

ロメインレタス

サラダの主役となるレタス(Lettuce)は、玉レタスをはじめ様々な品種が出回るようになりました。 その中でもロメインレタスは「シーザーサラダ」材料として世界中で親しまれています。

名称
科名:キク科アキノノゲシ属 1年草または二年草
学名:Lactuca sativa L. ( ロメインレタスvar.longifolia / リーフレタスvar.crispa)
別名:ちしゃ
和名由来:レタス(Lettuce)の語源はラテン語のラクチュカ(Lactuca)、「乳」を意味するラク(Lac) です。
茎を切ると出る白い液が「乳」に似ていることから言われ日本ではレタスのことを「ちしゃ」と呼び、
「乳草:ちちくさ」から変化したものと言われています。
また「ロメインレタス」は「コスレタス」と呼ばれ、原産地のエーゲ海にあるコス島に由来します。


年間を通して生産されていますが、冷涼で乾燥した気候で気温20度前後を好む為、産地が変わります。
一般的には4~5月(春レタス)、10~11月(秋レタス)が旬となります。
夏:長野県、北海道 / 冬:熊本県、香川県 / 春、秋:茨城県 

原産地
ヨーロッパ南部、中近東、地中海沿岸から西アジアです。

歴史
紀元前6世紀に、ペルシャ王の食卓に供せられていたと言われています。
日本では平安時代に「掻きちしゃ」が伝来しましたが、現在のレタスの種類とは異なります。
現在のレタスの種類は明治時代から栽培が始まりました。
ジョン・スタインベック作、ジェームス・ディーン主演の映画「エデンの東」には、
収穫直後のレタスを冷却保存して輸送するシーンが描かれています。
日本では1973年から長野で真空冷却システムを導入しはじめました。

レタスの種類
掻きチシャ(茎から葉を掻きとるタイプ):ステムレタス、サンチュ
立ちチシャ(結球性レタス):コスレタス
葉チシャ(非結球リーフレタス):サニーレタス、グリーンリーフ、フリルレタス)
玉チシャ(結球玉レタス):ヘッドレタス
*ヘッドレタスには堅い球になるクリスプヘッド型、ゆるい球状で葉にバターを塗ったような
 照りがあるバターヘッド型(サラダ菜)があります。

機能性
レタスにはカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、E、ミネラル(カリウム、鉄)食物繊維、ポリフェノール、 葉酸が含まれています。 レタスの茎を切ると出る白い乳状の液はラクチュコピクリンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。
切り口が赤く変色するのはポリフェノールが酸化した為で、腐食ではありません。
ポリフェノールには軽い鎮静作用、睡眠促進効果があります。
イギリスの絵本「ピーターラビット」にはレタスを食べすぎた
ウサギが眠ってしまうシーンが画かれています。
また白い乳状の液はサポニン様物質といい、食欲増進、肝臓や腎臓の機能を高める働きがあります。
ロメインレタスは玉レタスよりも、ビタミンC、β‐カロチン、ポリフェノールなどが多く含まれています。

料理方法とポイント
油を使って調理することで、カロチンや熱に強いビタミンEの吸収が高まります。
その際は必ず強火で手早く炒め、食感よく、色鮮やかに仕上げましょう。
レタスは金気を嫌いますので、包丁で切らず、手でちぎると切り口の変色を防ぐことができます。
生食の時は冷水にさらし、水気をしっかりときり、シャキシャキ感を楽しみましょう。
「シーザーサラダ、サンドイッチ、タコス、クリーム煮、チャーハン、みそ汁、中華炒め、お浸し」 など

保存方法
生食は特に新鮮なうちにいただきましょう。
芯の部分を湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて 冷蔵庫の野菜室で保存してください。

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ロメインレタスを使ったレシピ

グリーンリーフレタス

サニーレタスと同じ仲間の「グリーンリーフレタス」は、葉が柔らかくクセのない味、葉が大きくボリュームがあるので飲食店やご家庭で幅広く使われています。

名称
科名:キク科アキノノゲシ属 1年草または二年草
学名:Lactuca sativa L. ( ロメインレタスvar.longifolia / リーフレタスvar.crispa)
別名:ちしゃ
和名由来:レタス(Lettuce)の語源はラテン語のラクチュカ(Lactuca)、「乳」を意味するラク(Lac) です。
茎を切ると出る白い液が「乳」に似ていることから言われ日本ではレタスのことを「ちしゃ」と呼び、
「乳草:ちちくさ」から変化したものと言われています。
また「ロメインレタス」は「コスレタス」と呼ばれ、原産地のエーゲ海にあるコス島に由来します。


年間を通して生産されていますが、冷涼で乾燥した気候で気温20度前後を好む為、産地が変わります。
一般的には4~5月(春レタス)、10~11月(秋レタス)が旬となります。
夏:長野県、北海道 / 冬:熊本県、香川県 / 春、秋:茨城県 

原産地
ヨーロッパ南部、中近東、地中海沿岸から西アジアです。

歴史
紀元前6世紀に、ペルシャ王の食卓に供せられていたと言われています。
日本では平安時代に「掻きちしゃ」が伝来しましたが、現在のレタスの種類とは異なります。
現在のレタスの種類は明治時代から栽培が始まりました。
ジョン・スタインベック作、ジェームス・ディーン主演の映画「エデンの東」には、
収穫直後のレタスを冷却保存して輸送するシーンが描かれています。
日本では1973年から長野で真空冷却システムを導入しはじめました。

レタスの種類
掻きチシャ(茎から葉を掻きとるタイプ):ステムレタス、サンチュ
立ちチシャ(結球性レタス):コスレタス
葉チシャ(非結球リーフレタス):サニーレタス、グリーンリーフ、フリルレタス)
玉チシャ(結球玉レタス):ヘッドレタス
*ヘッドレタスには堅い球になるクリスプヘッド型、ゆるい球状で葉にバターを塗ったような
 照りがあるバターヘッド型(サラダ菜)があります。

機能性
レタスにはカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、E、ミネラル(カリウム、鉄)食物繊維、ポリフェノール、 葉酸が含まれています。 レタスの茎を切ると出る白い乳状の液はラクチュコピクリンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。
切り口が赤く変色するのはポリフェノールが酸化した為で、腐食ではありません。
ポリフェノールには軽い鎮静作用、睡眠促進効果があります。
イギリスの絵本「ピーターラビット」にはレタスを食べすぎた
ウサギが眠ってしまうシーンが画かれています。
また白い乳状の液はサポニン様物質といい、食欲増進、肝臓や腎臓の機能を高める働きがあります。
ロメインレタスは玉レタスよりも、ビタミンC、β‐カロチン、ポリフェノールなどが多く含まれています。

料理方法とポイント
油を使って調理することで、カロチンや熱に強いビタミンEの吸収が高まります。
その際は必ず強火で手早く炒め、食感よく、色鮮やかに仕上げましょう。
レタスは金気を嫌いますので、包丁で切らず、手でちぎると切り口の変色を防ぐことができます。
生食の時は冷水にさらし、水気をしっかりときり、シャキシャキ感を楽しみましょう。
「シーザーサラダ、サンドイッチ、タコス、クリーム煮、チャーハン、みそ汁、中華炒め、お浸し」 など

保存方法
生食は特に新鮮なうちにいただきましょう。
芯の部分を湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて 冷蔵庫の野菜室で保存してください。

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ベビーリーフ Baby-Leafs

ベビーリーフは、発芽10日~20日程度の幼葉(赤ちゃん葉っぱ)の総称です。
収穫は、栄養価の高い10~15cm程のサイズで収穫します。 包丁でカットする必要がなく、栄養価が流出せずに丸ごと食べることができます。

名称
別名:ムスクラン(仏語)、メスクラン・グリーンズ(英語)

オリジナル構成
 当グループのベビーリーフは、味わいのバランスを考え  「ルッコラ、グリーンマスタード、レッドマスタード、ビーツ、水菜、ロメインレタス、レッドロメインレタス、エンダイブ」の  ハーブや野菜8種類で構成されています。
 (*ハーブや野菜の詳細につきましてはそれぞれの項目を参照してください)

歴史
アメリカ合衆国やカナダの大型スーパーで売られており、手軽さから日本でも浸透してきました。 もともとは南フランスやイタリアのサラダです。

機能性
生で食べられるので、加熱によるビタミンCの損失がありません。また野菜の栄養価が詰まった幼葉を数種類食すのでとても効率的です。

料理方法とポイント
柔らかい食感と程よい苦みや甘みをいかして、生でお召し上がりください。サラダのベースとして、 または魚介のマリネ、生ハムなどの彩りアクセントに添えたり、 焼きたてのピッツァに乗せてサラダピッツァ、パスタ-サラダなどでお使いください。

保存方法
鮮度が大切ですのでお早めにお召し上がりください。

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ベビーリーフを使ったレシピ

空心菜 Water spinach

空芯菜の特徴は穴のあいた茎のシャキシャキとした歯ごたえです。 中国料理、エスニック料理の食材として様々な呼び名で親しまれています。

名称
科名:ヒルガオ科サツマイモ属
学名:Ipomoea aquatica
国別名:エンツァイ(中国)、ザウムォン(香港)、パックブン(タイ)、カンコン(マレーシア)
香港では、食べすぎると痙攣を起こすという俗説から「抽筋菜:チャウカンツォイ」とも呼ばれています。 別名:エンサイ、ヨウサイ、アサガオ菜、
和名由来:茎の芯がストローのように空洞になっていることから「空芯菜」と呼ばれています。
また中国の呼び名「エンツァイ」が日本に伝わり「エンサイ」となりました。


6月~9月

原産地
熱帯アジア原産(中国南部、マレーシア、台湾、タイ、ベトナムなど)
葉や茎がサツマイモ(かんしょ)に似ており、塊根(芋)がなく、
アサガオに似た淡紫色または白色の花をつけます。

歴史
日本本州には琉球経由で九州に渡来したと言われています。沖縄では「ウンチェンバー」の名で親しまれ、 高温多湿を好み、耐暑性が強いことから夏場の野菜として重宝されて普及しました。

機能性
β‐カロチン(ビタミンA)、B、カルシウム、カリウム、繊維質、葉酸、タンパク質などが含まれています。 またヘモグロビンの生成に欠かせない鉄分が豊富な為、貧血や夏バテ予防に効果的です。
●腸内殺菌の効果
アルカリ性なので、腸内の酸性度を下げる働きをします。腸内細菌のバランスを整え、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌を抑制する作用があります。食中毒の予防になるとも言われています。
●皮膚への効果
空芯菜の絞り液は、腫物、皮膚の感染症に効果があり、葉緑素には美肌効果があり、また虫歯予防、熱射病予防にもなると言われています。
●血糖値への効果
血糖値上昇抑制作用があります。インスリン分泌促進効果が研究機関によって認められています。

料理方法とポイント
 東南アジアの「青菜炒め」というと空芯菜が登場することが多く、炒め物が定番です。  ニンニクや豚肉、唐辛子などと一緒に炒め、シンプルに塩や醤油で濃いめの味付けにします。  ナンプラーやオイスターソースなどの味もおススメです。  シャキシャキとした食感を楽しむためには、短時間で強火で炒めます。加熱した後は緑色が黒く変色するので  料理したらすぐに食べましょう。「炒め物、おひたし、和え物、スープ、汁の実、鍋もの、サラダ、焼きそば、パスタ」など

保存方法
 湿らせた新聞紙などで包み冷蔵庫の野菜室でなるべく立てて保存してください。

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空心菜を使ったレシピ